ゴルファーなら1度はラウンドしてみたいと憧れる、マジェスティオーナーズクラブのコンペの開催場所としても知られるコースを詳しく紹介! 我孫子ゴルフ倶楽部の最終回は名物ホールのパー3

15番ホール/160ヤード/パー3

バックティーで160ヤード、レギュラーでも157ヤードとその差はほんの僅かだ。距離的は難しくはないと思う。もしミスをしても池などのハザードがないことから2打目はショートプローチで乗せることもできる。

このホールの特徴としては、グリーンが左方向にやや縦長で左には大きく深いバンカー、グリーン右には2個のバンカーがあることだが、気になるのはそこではなく、グリーン手前右からフェアウェイに食い込むようにしてバンカーが横たわっていることだ。

ティーイングエリアから眺めると、グリーンは縦長、左右のバンカー、その手前にもう一つバンカーがあり、このバンカーの存在が距離感を惑わせる仕組みになっていることだ。

画像: 右側からフェアウェイに食い込むように横たわるバンカー。このバンカーが距離感を狂わせている(撮影/横山 博昭)

右側からフェアウェイに食い込むように横たわるバンカー。このバンカーが距離感を狂わせている(撮影/横山

博昭)

これは、世界でもっとも模倣されているといわれているレダン式のホールといえる。手前のバンカーが距離感を錯覚させるわけだ。そのため、ティーイングエリアで構えるとグリーン幅が非常に狭く感じ、加えてレダン効果が加算されるので、構えにくい、攻めにくい、いやらしいホールともいえる。

 ゴルファーに錯覚を覚えさせる工夫は、コース設計者の腕の見せ所でもあり、ボーア戦争に従軍したアリスター・マッケンジーは、ボーア人兵士のカモフラージュ技法をいち早くコース設計に採り入れた最初のコース設計家でもある。

 ちなみに“レダン”とは、スコットランドにあるノースバーウィックGLの15番ホールから来ていて、世界でもっとも模倣されたホールとされています。

 魅力的なホールが続く我孫子GCは、2012年に改造されたことからよりプレーしやすく、より印象に残るコースになったといえる。かつて、手賀沼と利根川に囲まれた舌状台地は、昭和初期に産業がないとの理由でゴルフ場建設を計画したが、現在では立派なゴルフレガシーとしての役割を果たしている。

我孫子ゴルフ倶楽部
千葉県我孫子市岡発戸11101
8H/6923Y/P72 開場/昭和5年 設計/赤星六郎

解説/吉川丈雄

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