ウッドとアイアンの間をつなぐクラブのユーティリティ。お助けクラブ的要素も強く、いいスコアでラウンドするための強い味方のはずなのに使おうとするとミスばかり。180~200Yあたりを打つためにはどうしても必要な番手のためなんとか使いこなしたいのだが。

UTが苦手な人は技術ではなく、アドレスに問題があると香西プロはいうが……
「ユーティリティはアイアン型やウッド型など形にもいろいろなタイプがありますが、いま主流となっているのはフェアウェイウッドを薄くしたようなウッド型。このウッドっぽい雰囲気がミスを生み出しているのです」(香西プロ)
ウッド型っぽい形のせいでミスをしている? 技術的には問題ないってこと?
「どうしてもウッドに近い形状をしているため使う際にフェアウェイウッドのようなアドレスをしてしまいがちなのです。こうなるともう払い打ちしかできなくなってしまいます。どちらかというとインパクトではアイアンのようにハンドファーストめにボールをとらえたい。ですからユーティリティはフェアウェイウッドのような構えではなく、アイアンのような構えをしてほしいのです」(香西プロ)
そもそも存在自体がウッドとアイアンをつなぐ番手なので、打ち方もどっちっぽいのか迷ってしまう。正解はアイアンのように構えるというわけだ。
「ボールはやや右足寄り、ボールを右側から見ずに真上から見る。そしてアイアンのインパクトをイメージしてスウィングしましょう!」(香西プロ))

フェアウェイウッドのように構えるとボールを上げようとするイメージが強くなりすぎてミスになる(左)ボールをやや右足寄りにしてボールを真上から見るようにし、アイアンのようにハンドファーストでとらえるイマージがいい(右)