2021年の日本オープンの開催コースであった琵琶湖カントリー倶楽部。ゴルファーなら1度はラウンドしてみたいと憧れる、マジェスティオーナーズクラブのコンペの開催場所としても知られるこのコースを詳しく紹介!

昭和43年9月に27ホール規模になった琵琶湖CCは、滋賀県を代表するコースでもあり県内でもっとも古いコースでもあった。

 栗東コースは老松でセパレートされて趣があり、三上コースはバンカーが多く戦略性が高く、琵琶湖コースは距離こそ短めだが変化に富み、それぞれの9ホールが個性的でもあった。

 ちなみにトーナメントコースとしての栗東コース→三上コースは全長7085ヤード、コースレート74.8とかなり高く、三上コース→琵琶湖コースは7006ヤード、74.6、そして琵琶湖コース→栗東コースでは7071ヤード、74.8となり、どの組み合わせでもすこぶる高い難易度を誇る。

2020年10月、距離が一番短かった琵琶湖コースが改造されたことにより戦略性と景観が高められたが、改造をしたのはオーストラリア出身のプロ、米ツアーで大活躍し通算68勝、全英オープン2勝、いまは新ツアー「LIVゴルフ」で話題のグレッグ・ノーマンだった。ノーマンの手掛けるコースはいずれも高い評価を得ている。

 21年日本オープン直前にプレーした時、印象に残ったのは距離の短い6番ホール/362ヤードだった。打ち下ろしで、2打目以降からやや右ドッグになる。

画像: 筆者がいちばん印象に残ったという琵琶湖コース、6番ホールグリーン右手前には池、左手前には高い木と、そう簡単に攻略できない

筆者がいちばん印象に残ったという琵琶湖コース、6番ホールグリーン右手前には池、左手前には高い木と、そう簡単に攻略できない

グリーンの右には池があり、続く7番ティーイングエリア前にも池があることから、2打目のショットは右に曲げてはいけないと思った。そのため、やや左狙いでの攻略を考えたが、グリーン左手前に姿のいい松がそびえ、上空にハザードを形成しており、そう簡単には攻略できないと教えてくれる。

日本オープン開催時は、ひとつ前のティーイングエリアを使い、打ち下ろしの349ヤードに設定されたことより飛距離に自信のある飛ばし屋プロたちの1オン狙いが期待された。だが、グリーン左手前の松に当たるか、グリーン右の池に転がって入るという危険性が高く冒険するプロはいなかったようだ。この6番グリーンには傾斜がかなりあり、しかもその度合いが分かりにくかった。

7番ホール/402ヤードは、池越え左ドッグレッグの上りで、かなりタフという印象を受けた。アベレージゴルファーの飛距離ではキャリーで距離を稼げなく、そのため2打目からの距離がかなり残ってしまい、しかもつま先上がりのライではナイスショットは望めない。高いグリーンの奥からアゲンストの風が吹き付けることからプロでも2打目をショートする可能性は高い。8番ホールは641ヤードとたっぷり距離のある手強いパー5。

距離は短いが松と池が気になる6番ホールの後は、打ち上げでハードな7番ホール、そして長大な8番ホールと難易度は徐々に高まり、緊張感も限りなく高まってくる。このような緊張感は、ゴルフゲームを面白くするものだが、アベレージゴルファーには少々辛い。

 コースの中で一番高い8番ホールのティーイングエリアからは、琵琶湖と比叡山が眺望できて雄大。左右のバンカーに気をつけ、飛ばし屋は左からせり出している松林にも注意が必要だ。レギュラーティーからでは518ヤードで打ち下ろしのため、飛ばし屋には攻め応えがあり、アベレージゴルファーでも思い切り振っていける楽しみもある。

 話は少し戻るが、日本オープンがおこなわれた時、アウトはパー35だった。その理由は3番ホールにある。このホールは、トーナメントティーから541ヤード/パー5、バックティーからでは510ヤード。だが競技では501ヤードに設定されてパー4にされた。現代のツアープロなら500ヤードは2オンできる距離であり、そのためパー4なのだが、このホールのフェアウェイは広いが緩やかな上りで、グリーン手前には立木があり2打目以降の攻め方が明暗を分けることにもなる。決して容易でなく、最終日のデーターを調べると24人のプロがボギーを打っていたのだった。

解説/吉川丈雄

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